雪山講習で教わった小技・コツ

  • 2021年12月22日
  • 2021年12月21日
  • 登山

先日、木曽駒ヶ岳で雪山講習を受けてきました!

今回はその際ガイドさんに教わった雪山での小技やコツ

なんかを紹介していきます

ちょっと僕の備忘録的な感じになるかもしれませんが^^;

読んでくれた方の参考になれば嬉しいです✨

 

というわけでこんにちは、山男ブロガーみずきです!!

最近の休日はほぼ山にいます

本当に山男になりそうです笑

 

今回は雪山で行動する上でのコツですね

生活技術とでも言いますか

過酷な環境を少しでも快適に過ごすための小技です✨⛏

ガイドさんに教えてもらった技術

たくさんあるのですが

今回は8つ紹介します!

ちょっと多いですが(笑)

どれも雪山プロの方に教わった生きている技術!

しっかりと消化して自分のものにしていきたいものです!

 

その1 止まったらバケツを掘る

雪山では止まったらまずバケツを掘ります

バケツとは??

足場のことです!!

雪の斜面なんかに平な足場を作ってそこに自分やザックを置きます

ピッケルを使ったり足で掘ったりします

ちょっとした休憩や装備の変換で活用

 

兎にも角にも

「斜面で停止する場合はすぐにバケツを掘りましょう!」

と言うのがガイドさんの教え

こうすることで足元が楽だし、滑落の危険も少し減ります

ザックを置く際はピッケルを使って滑落防止をすることを忘れずに!

 

その2 息の吐き方

息の吐き方って気にしてますか?

僕はあまり意識したことがなかったです笑

雪山での登りって疲れますよね

そして、自分の熱気と呼気で

サングラスが曇りませんか??🕶🌫

ガイドさんに教わったのはその低減方法!!

メガネを曇らせないのも技術なんだとか、、、

その方法ですが

風下に息を吐く!!

この際に意識するのが

フゥーーっと口をすぼめて吐くことです!

そうすることで、呼気が風下に逃げ

メガネに当たって曇ることを低減することができます✨

 

その3 サングラスとゴーグルの使い分け

みなさんは、ゴーグルってどんな時に出しています??

雪が降ったら?稜線に出たら?

僕は「稜線に出る時につける」と思っていたのですが

ガイドさん曰く

「ゴーグルの出番はほとんど無いですよ〜」

だそうです!!

 

どういうことかと言うと

よっぽど暴風で顔に当たる雪が痛い

と言う感じの時くらいしか必要ないらしいです

無駄に着けていても曇るし良いことがないのだとか

今回講習を受けた木曽駒の稜線上では

強い風が吹いていましたが終始サングラスで行けました

むしろ、その方が視界がよく行動しやすかったです

サングラスで木曽駒登頂!!

 

その4 ゴーグルの掛け方

メガネシリーズが多いですが

雪山では視界確保が特に重要!

ゴーグルもサングラスも、適切に使ってルートファインドに活用したいですね✨

 

風雪が強まってきました

ゴーグルに付け替えたい🥽

 

そんな時に気にして欲しいのが風向き

ガイドさんいわく、

「風下を向いてゴーグルを装着しましょう」

とのこと

この際に特に気をつけるのが

絶対にゴーグル内に雪を入れないこと!!

ゴーグルの大敵は水分です!

内側に付着した雪が体温で溶けて

結露を発生して視界を奪います!

ゴーグルをつける場合というのは、風雪が強く視界がないことが多いです

そんな時にゴーグルを曇らせていては致命的です💦

風下を向いて雪を入れないように慎重につける

これだけでもリスクを減らすことができます✨

その5 バラクラバ

バラクラバの使い方です

これもメガネシリーズに通ずるものがあるのですが

顔の全覆いはよほど風が強い場合

なんだそうです

理由はシンプルで、サングラスが曇るから

風が強い場合は息の吐き方で曇りを抑えることができますが

あまり風がない場合は、鼻まで覆うと曇ります

風や気温、自分の発汗状況を考えて

あご下におろしたり、口まで覆ったり、鼻まで覆ったり

「その時に合わせてこまめに変えていくと良いよ」

とのことでした✨

 

その6 手袋

手袋も重要です!

防寒、操作性が求められるので悩ましいところです

ガイドさん的には、一番下のインナー手袋は

滑り止めの無いやつが脱着スムーズでオススメだそうです!

あとは、アウターグローブにあらかじめライナーをセットしておいて

現場でスムーズに装着できるように準備しておくと便利とのこと!

 

あとは、天気が比較的良い時用のマイルドな手袋と

極寒の場合に使うハードな手袋を持っておくと良いそうです

その7 ダウンの着方

行動していても寒い場合ありますよね

吹きさらしになる稜線なんかはそうですね

そんな時はダウン等の保温着が重宝します✨

さて、ダウンを着る場合

あなたはどうします??

ハードシェルを脱いでその中に着ます?

 

ダウンの有効な着方としては良いのですが

脱着が面倒ですよね

そんな時は

「シェルの上から着ましょう」

と言うことでした

その方が脱着が楽です!

そして、意外と暖かいのです✨

 

ダウン濡れない?と思ますが

乾いた雪なら意外と大丈夫!

気温が高い時の湿った雪は注意かもです

あとは雨も注意

天候を見て判断すると良いでしょう

外で着ても良いように、多少の撥水性がある素材や

濡れに強い化繊の保温着も良いかもしれませんね✨

 

その8 水分補給

寒いと面倒になるのが、水分補給!

止まるのも面倒で歩き続けたいですよね〜

でも、水分はちゃんと採ってくださいね

空気が乾燥している冬は体の水分が抜けていくため

夏以上に意識して水を飲む必要があります!

また、水分不足で血液がドロドロになると

末端に血が巡らなくなり、凍傷のリスクも高まります💦

 

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保温ボトルにお湯を入れて持っておくと水分補給の際に

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僕はもちろんモンベルのアルパインサーモボトルを愛用しています!!!笑

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ちなみに、お湯が熱すぎて飲めない場合は

そこらへんの雪をコップに入れると飲み頃になります笑

 

最後に

ガイドさんに教わった技術をまとめました

おそらく、人によって言うことが違う場合も多いと思います

ですが、基本となる部分は同じかなーと思うんです

あとは好みの問題もあるでしょう

教えを鵜呑みにするのではなく、自分なりに工夫してみるのがいいと思います✨

 

今回あえてアックスやアイゼンの話をしなかったのは

僕自身がまだ飲み込みきれていないからです(⌒-⌒; )

もちろん、雪上歩行もたっぷり教わりました

あとはそれを実践、練習して自分のものにしていくのみ!

定期的にプロに教わって自分のクセを見直して修正していきたいですね

雪山を習ったことがないけど我流で登っている人

雪山を初めてみたい人

お金はかかりますが一度プロに習ってみるのも良いと思いますよ✨

 

まとめ

  • 斜面で止まる場合はバケツを掘る
  • 息は風下に吐くとメガネが曇らない
  • ゴーグルは顔に当たる風が痛いくらいの時に使う
  • ゴーグルは風下を向いて装着、雪を中に入れない
  • バラクラバはこまめに調整
  • 手袋のインナーは滑り止めがないものが便利
  • 気温に合わせた手袋を使い分けると便利
  • 手袋のライナーはアウターにセットしておくと便利
  • ダウンはシェルの上から着ると便利
  • 雪山こそこまめな水分補給!
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