【200名山・南アルプス】笊ヶ岳の難易度など

この記事では南アルプスの端、笊ヶ岳について記載しています

雨畑ダム〜笊ヶ岳へのアクセスから山頂まで

注意点や見所を紹介していきます!

今回は幕営適地なんかも紹介できたらなと

こんにちは、山男ブロガーのみずきです!

SEとして転職し、仕事が落ち着いてきた今日この頃です。

最近は登山ガイドになるべく試験を受けたり

まずは筆記が受かるかどうかです😅

ここから本題

南アの端にある笊ヶ岳に仲間たちと行ってきました

笊ヶ岳

笊ヶ岳は赤石山脈に属する双耳峰です

あまりメジャーで賑わう山ではないですが、正真正銘南アルプスの一員です

日本200名山および山梨100名山に選出されており

知る人ぞ知る名山となっています

南アのでっかい自然と、人の少ない静かな山歩きを楽しめます

アクセス

アクセスは車が主な手段です

縦走するのであれば乗り合いタクシーなども視野に入ってくるかと

車は、雨畑ダム付近の集落にある小スペースまで上がって来れます

ここに車を停めるのですが、場所が少ないので注意

登山道の様子

今回の道程はこんな感じです

雨畑湖から入山し、山頂往復で雨畑湖に下山します

僕のYAMAPログから抽出しています

YAMAPはこちら ↓

https://yamap.com/activities/27319924

駐車場〜林道終点

駐車場からしばらくは、快適な林道歩きです🎵

トンネルをくぐり、林道終点まで歩きます

林道終点〜広河原

林道が終わると急に道が細くなり沢沿いのトラバース道に入っていきます

沢沿いにつけられた道なので、基本的に悪いです

趣のある家屋を横目に進みます

ここから広河原まではほぼ水平

きつい登りはないですが、足場が狭く崩れやすいです

道の脇も崖になっている箇所が多く、崩落も多々あるので要注意

荷重制限のある鉄橋や、吊り橋

半分崩落している橋があり怖いです

慎重に進みましょう

3kmほど進んでいくと、川が近くなります

対岸への渡渉点付近が広河原です

沢に降りる箇所、対岸の道がわかりにくいので注意

対岸の岩にペンキが塗ってあるので目安にするといいです

渡渉は川を直接横切ります

沢に降りる時も足元に気をつけて

水流強めな沢なので、雨後や雪解けの時期は要注意

下山時のことも考えて行動すると良いです

僕たちは渡渉した先でテントを張りました

渡渉先からの眺め

広河原〜布引山

広河原付近を渡渉したら登りが始まります

布引山までは登り一辺倒な激坂

川から離れるまでは足元も悪く崩れやすいので注意して登ります

川の音が遠くなると、山の神という祠などがある小スペースに出ます

ここらで一息を入れ先を目指します

しばらく登ると桧横手山に出ます、休憩適地です

この辺りでやっと標高2000mを越えます

その後も単調な登りが続き、布引山にたどり着きます

一部、布引山の手前が崩落斜面になっているので注意です

眺望も少し出てきます

布引山〜山頂

布引山までくれば、あとはコルへ降って登り返すのみ

コルへの下りも結構高度を下げます

天気が良ければ、ザルとコザルが目の前に見えます✨

最底部まで降りたら、最後は急な登り返しで笊ヶ岳山頂です

広河原から約6km、時間にして6時間ほどかかりました

コザルから先の稜線はルーファイができる上級者向き

一般登山者は来た道を戻るのが無難です

下山は急な坂を下ることになるので慎重にいきましょう

雨が降ると木の根が滑って危ないです

集中力を保ちながら行きましょう!

水場・テン場の注意

まず前提として、

テント場が明確にある山域ではないということ

を念頭において計画を立てると良いです

テント場もないし、山小屋も避難小屋もないです

水場も広河原のみ

可能であれば、前夜泊での日帰り登山にした方が無難かと思います

それを承知の上で、テント泊をしようとするならば

適地が数箇所あります

一つは僕らの張った広河原

ここは水が豊富にあり、距離も近く、アップダウンもないので

テント装備を担ぐには良い場所かと思います

テント数張り分の平地もあり、ビバーク痕もあります

注意点としては、沢の横なので増水時の危険があること

周囲が崖になっていることから、落石の危険があることです

時折、石の落ちる音が響いていました

用心深く場所を選定した方が良いです

つぎに、少し上がった尾根状にもいくつか適地があります

こちらは水の心配がありますが、落石、増水の危険は少ないです

桧横手のあたりが良さそうに見えました

樹林帯なので風の心配もあまりないと思われます

沢、尾根、どちらに張るにせよ

増水すれば渡渉が難しくなることは確実です

天候や日程を考慮して幕営することを強くお勧めします

できるならば日帰りが無難です

まとめ

今回は笊ヶ岳について書いていきました

コースタイムなどの詳しい情報は、僕のヤマップにも載せているので参考にしてください

200名山とはいえ、入山者も少なく、途中に避難施設やエスケープルートのない山です

自分の実力や装備を今一度確かめて入山することをオススメします

運良く頂上に登れたならば、天気の良い日には絶景が待っていますよ✨

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