この記事では福島の名山、裏磐梯コースから磐梯山に登った記録を書いていきます
登山地図で破線道として記されている部分も歩いています
裏磐梯コースを歩いてみたい方や、破線道の状況を知りたい方におすすめの記事です
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こんにちは、山男ブロガーのみずきです!
最近、山男としての名刺を作りました
普段名刺を持たないタイプなのですが、遊び心で作ってしまいました笑
僕が有名なクライマー?になった際にいろんな人に配ることがあるかもしれませんね😁
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今回は久しぶりの山レポということで
福島県にある100名山、「磐梯山」について書いていきます
桧原湖側から登る、いわゆる裏磐梯コースというやつです
表とは違った磐梯の景色を楽しむにはうってつけのコースです!
そんな裏磐梯の魅力をお伝えできたらなと感じます✨
目次
磐梯山
磐梯山は福島県にあり、日本100名山にも選定されています
標高は1816mです
会津富士や会津磐梯山とも呼ばれ、地元福島を代表する山として親しまれています✨
数万年前に大規模な山体崩壊を起こしており、富士山型の山から今の形になったと言われています
また、明治の頃に水蒸気爆発を生じており
その際の岩なだれや火砕流等で付近の村に甚大な被害を出しています
ちなみに、この爆発の際に桧原湖や五色沼等の美しい湖が形成されたようです
南(猪苗代湖側)から見ると綺麗な三角の形をしており美しい山陽を見せてくれます⛰
北側(桧原湖)側から見ると山体崩壊により深くえぐれた荒々しい姿を見ることができます
今回紹介するのは桧原湖側から見る裏磐梯と呼ばれるコースですね
裏磐梯コースの概要
裏磐梯コースには、裏磐梯スキー場から入るのが一般的です
今回たどったのは、スキー場から入り地図で言う破線道を通り山頂に向かい
銅沼を経由してまたスキー場に降りてくるコースです
青線で示したルートですね!
一部破線のルートですが、裏磐梯の荒々しさと銅沼の美しさを堪能できるコースです✨
アクセス
今回は車で行ったので車のアクセス情報中心になります
最寄りICは猪苗代磐梯高原です
裏磐梯を登る場合は裏磐梯スキー場に大きな砂利の駐車場があるので
そちらまで車で向かいます
スキー場への道は未舗装路で、僕が行った際は水たまりの穴ぼこが多かったです
車高の低い車の場合は注意してください
駐車場
駐車場はかなり広めです✨
スキー場の下に設置されているので、登山口も近く利用しやすいです
ただ、トイレはないので付近で済ませてきましょう
登山届け提出用のポストが登山口にあるので、忘れずに出しておきましょう
ルートの様子
登り始め〜破線道まで
登り始めはゲレンデを行きます
目印はないですが、踏み跡やリフトを辿っていくのでわかりやすいです
ある程度登ったところでゲレンデをはずれ樹林に入っていきます
恐竜の時代を彷彿とさせるシダ類が生い茂る森です
目印はあるのでわかりやすいです✨
破線道の様子
次第に視界がひらけてきて、樹林を抜けるといよいよ破線ルートに入ります
一般的な登山地図における破線ルートとは「難路」を示しており
このルートも難路であることが予想されます
情報によると、土石流発生地とのことでしたが
実際に行ってみるとなるほど、土砂が流れたような跡になっています
河原を歩いているような感じでしょうか
水の流れた跡が多数あり、雨天時や雨後には立ち入らない方が良さそうです
ただ、思ったより標識やペイントがしっかりしており
通常時に迷うことは少なそうです
ただし、かなり平坦な場所なので濃霧の際などは慎重に
足元も歩きやすいとまでは言いませんが、割と良い方です✨
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続いて稜線への登りです
先ほどの河原のような地域を抜けると、再び樹林へ吸い込まれます
樹林はそこそこの登りです
足元が粘土質のためスリップに注意が必要です!
眺望は少ないですが、道は分かりやすく迷う心配は少なそうです
また、強傾斜の部分には手すりのようなものが設置されており
本当に破線道?と言うくらい整ったコースです
次第に空が近づいてきて、櫛ヶ峰から伸びる稜線上に出ます
櫛ヶ峰へ続く稜線は岩にバツ印がついています
見たところ、崩れやすそうなガレの稜線です
立ち入らない方が無難でしょう
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稜線上もしばらく破線が続きます
山頂方面へ歩くのですがそこまで難しい場面はありません
崩落の危険があるのであまり北側の崖には近づかないようにしましょう
風が強い場合もあるので注意が必要ですが、
山を歩き慣れた人ならこの道は難なくこなせるでしょう
山頂付近
裏磐梯方面から山頂へ向かうには、岡部小屋の目の前にある道を登っていきます
小屋のある広場に出て休憩した後は、山頂への短い登りを行きます
石と砂混じりの上り坂をつめていけば360度の展望が広がる磐梯山の頂上に出ます✨
岩が重なったような頂上には祠があり、山頂の標識は少し下の山頂小屋横にあります
南には猪苗代湖、北には桧原湖をのぞむ絶景です!
思う存分景色を楽しめます✨
銅沼コースの様子
今回は下山で使用した銅沼コースですが
一般的にはこちらを登ることが多いと思います
こちらのコースは豊かな自然や湖沼の美しさを楽しむことができるコースです✨
銅沼から見える裏磐梯の姿や、道の横を流れる沢の音、お花畑を楽しめます
ハイキング感覚で楽しめる登山道ですが、ぬかるみや急斜面もあるので
油断せずに歩きましょう!
標高が下がり銅沼に近づくにつれて、足元がぬかるんできます
降雨中や雨後は特にぐちゃぐちゃになるので、ハイカットタイプのブーツがおすすめです
ズボンを汚さないためにゲイターを穿くこともおすすめです
最終的には、登ってきたゲレンデに出てゴールです
ゲレンデからの眺めも綺麗ですよ✨
注意点
今回のコースは、破線路を通るのである程度のルートファインド能力や
がれ場を安定して通過できる能力が必要です
また、悪天候時にはかなり厳しい条件になると予想されるルートですので
事前の天気予報は確認しておきましょう
山行中も、マメに空の様子を見て天気を予想することが大切ですね!
稜線に出たら風が当たりやすいので、強風時は特に注意が必要です
いずれにせよ、無理をせず余裕を持って登ることが鉄則です!
入山前には、必ず登山届けを出しておきましょう
登山口のポストに備え付けの紙もあります
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また、水辺は刺す虫がいるので虫除け等を持っておくと良いでしょう
ポイズンリムーバーやムヒもあると便利✨
ちなみに、僕は刺されました😅
ですが、すぐにポイズンリムーバーで刺された部分を吸い出しムヒを塗ったら
次の日には何もなかったかのようになっていました✨
ファーストエイドキットに持っておくことをオススメしますよ✨
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山塩ラーメン
磐梯山の付近には知る人ぞ知る秘境グルメがあります!
それが
✨✨✨山塩ラーメン✨✨✨
桧原湖の北西側エリアで数店が出店しております
その特徴は、なんといっても山で生成した塩を使っていること!!
海ではなく山で採れた塩を使う、珍しいラーメンなんです👀
桧原湖付近では昔からこの塩を生産していたらしく
それをラーメンに使ったんですね!すばらしい!
僕が訪れたのは、「奥裏磐梯らぁめんや」というお店です
桧原湖の資料館も兼ね備えているこの施設は、一見するとラーメン屋に見えません
ですが、本格的な味のラーメンを地元のお母様方が作ってくれる
やさしい雰囲気のお店です✨
湖の目の前に駐車場があります
到着したのは11時前ですが、外はすでに長蛇の列!!!!
早速受付をするのですが、ぱっと見100人以上が順番待ちをしている模様です😅
時間もあるしせっかくきたので待ちましたが、2時間以上待ちましたね〜
特に土日は早い時間に来ることを強くオススメします!!
待ち時間は併設の資料館を見学したり(100円)、湖を散歩、車に戻ってラジオを聴いたり
ゆったりとした休日を感じながら過ごすことができました✨
さて、念願の山塩ラーメンです!
まずはスープ
あっっさりとした塩に、優しめの出汁が効いた味です✨
シンプルな味わいなのですが、それがまたやみつきになる美味しさ✨
普通のラーメンを頼んだのですが、チャーシューもたっぷり乗っていてうれしい!
チャーシューはトロトロでいくらでも食べられそう
あっという間に完食してしまいます
待った甲斐があった、そう思える絶品ラーメンです!
お土産用のラーメンも同店内で販売しているので、さっそく購入!
念願のラーメンを食べ、お土産も購入して大満足の時間でした✨
最後に
大自然の荒々しさを間近で感じることのできる裏磐梯エリア
山だけでなく、付近の湖やグルメ、温泉などなど
この付近すべての要素が含まれて、魅力ある裏磐梯を形成しているんだな
そう思う山旅でした✨
草の匂い、鳥の声、川のせせらぎ、森林に差す木漏れ日
僕たち登山者は、自然をより身近に感じることができる存在です
ぜひ、皆さんにもこの裏磐梯エリアで大自然の美しさを感じて欲しい
そう感じました
裏磐梯、ぜひ行ってみてください✨