北アルプス縦走日記の3日目です
↓↓↓↓↓↓前回記事です
この日は三俣山荘から烏帽子小屋まで歩きました
2時半ごろ、三俣山荘に別れを告げ鷲羽のピークへ向かいます
鷲羽への道ははっきりとしており、迷う箇所は少なめ
とはいえ、夜間にがれ場を歩くと道が不明瞭になる箇所もあります
ヘッドライトの灯りと、山を歩き続けて手に入れた感覚を駆使して進みます
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余談ですが、この「感覚」というものは結構大事と思います
バリエーションなど、ある程度の山行をしてくると
道を外した時の違和感に気づくようになってきます
道が柔らかい、崩れやすい、あからさまに不明瞭etc
あれ?と思った時は必ず停止して周囲を見渡すようにしています
少しでも「あれ?」と感じた時は立ち止まる
これが山では重要であると深く感じます
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鷲羽には3時半ごろ登頂
まだ暗いですが、北アルプスの山々が月明かりに照らされて浮かび上がっています
暗いうちに見る山は昼間と違い、大きさや迫力が増して感じます
危険を伴うので、あまりオススメはできませんが
暗いうちの山もいいものだなとつくづく感じます
さて、鷲羽を早々に立つと風が強まってきます
鷲羽からワリモ岳への道中は切れている箇所もあるので慎重に
暗さもあってちょっと怖いです
ワリモを過ぎ、岩苔乗越のあたりに来て振り返るとワリモと鷲羽が月に照らされています
もう時期明けてくる空を眺めながら水晶小屋へ向かいます
水晶小屋についた頃に太陽が顔を出しました、夜明けです
水晶小屋に荷物をデポして水晶のピストンに向かいます
黒岳とも呼ばれるこの山は、その名の通り黒っぽく見える山体です
水晶の山頂付近は岩場の通過になるので慎重に
岩場を越え水晶岳南峰へ到着
ここが水晶岳の最高点になりますが、三角点があるのは少し先にある北峰とのこと
せっかくなので北峰まで足を伸ばします
少し景色を眺めたのち水晶小屋に向けて戻ります
水晶小屋で休憩をして、次の野口五郎小屋を目指します
水晶〜野口五郎のザレ稜線は特に風が強く
終始西風に悩まされました
野口五郎に登頂するも、雨蓋のチャックが噛み込み開かなくなるトラブル
格闘の末なんとか開けてことなきを得ます
ちなみに、山頂はガスガス+爆風のため足速に退散
野口五郎小屋はすぐ先です
野口五郎小屋に着くと、長野県山岳パトロールの若い隊員がいました
日焼けした肌に優しい目つき、整った顔が印象的な方でした
天気が崩れそうなので早めの行動をオススメしますよ
と言って先輩の隊員と烏帽子方面に向かって行きました
山の平和を守ってくれてありがとう!
野口五郎小屋ではおにぎりをいただき少し休憩します
その後は本日の宿、烏帽子小屋に向け前進します
野口五郎から烏帽子までは平凡な稜線
風もそこそこになってきたので歩きやすいです
烏帽子小屋のテント場に着くものの、小屋までなかなか距離があります
小屋で受付&テント設営をした後は、烏帽子岳のピストンへ向かいます
正面から見ると烏帽子状の岩峰でかなり険しそうですが
裏から回り込んで簡単に登れます
鎖場が連続するので注意です
その後は烏帽子小屋に戻り先の状況を聞き、テント場で隣になった親子と会話をし
明日の準備を整えて就寝します
翌日は雨予報なので出発時に降っていたら停滞しよう
そう決めながら寝付きます
次に続きます