この記事では、北アルプス乗鞍岳にある
位ヶ原山荘の魅力を紹介していきます
積雪期の山行を想定して紹介してあります
また、山荘へ向かう為に必要な装備も紹介します
こんにちは、山男ブロガーのみずきです
毎冬乗鞍に仲間と登っていますが
この小屋とご主人に会いに登っていると言っても過言ではありません！
アクセス良好なわけではなく、小屋から絶景が見えるわけでも無いのですが
真冬の森に佇む位ヶ原山荘は一言では語れない魅力を持っています
何度も訪れたくなる魅力に溢れています✨
目次
乗鞍岳とは
北アルプスの南端に位置する3000m峰です
なだらかで雄大な山容は、見ていて飽きません
夏はバスが運行し、山頂まで気軽にアクセスできることから人気の名山です
季節を通して楽しめる山です✨
山頂までの注意点など、詳しくは以下の記事で紹介しています
位ヶ原山荘
北アルプスの一座、堂々たる3000m越えの乗鞍岳
その乗鞍に登る途中、スカイラインの中腹に位置する山小屋です
夏は乗鞍スカイラインを通って、多くのサイクリストが訪れます
冬は乗鞍唯一の営業小屋となっています
冬の乗鞍をゆっくりと味わうためにも、ぜひ泊まってほしい宿です
夏の雰囲気とは打って変わり、静寂の森に佇みます
例年、年末年始と2月以降に冬季営業をしています
コース
山荘へ至る道は
スキー場から上がるルートがメジャーです
それ以外の道は深い雪の樹林帯です
Mt.乗鞍スキー場のカモシカリフトを降り、ツアーコースを登ります
また、下記書籍も参考になります
厳選 雪山登山ルート集
切り開かれたツアーコースを行き
途中から小屋の主人が付けてくれた赤布をたどります
その後はスカイラインに出て小屋に着きます
所要時間は積雪状況によりかなり変わります
必要装備
一般的な冬山装備に加え
スノーシュー、最低でもワカンを持った方が良いです
小屋までは全て樹林帯を通ります
吹き溜まり等はかなり雪深いです
ツボ足で歩けるのはかなり時期が遅くなってからです
スノーシューでさえ、小屋まで9時間かかった時もありました
浮力のある歩行具をオススメします
スキーは最強ですね
小屋の様子
冬季入り口
冬は道路の裏側から小屋に入ります
道路側から雪や風が吹くためです
丁寧な赤布が沢山あるので、迷うことはないです
小屋周りも吹き溜まりで歩きにくいです
乾燥室
玄関兼乾燥室です
ここに装備を置きます
ザックなども置いておくと良いです
薪ストーブが暖かいです
冬に濡れ物を乾かせるありがたみを噛み締めます
他の宿泊者のスキー等を見て話に花が咲いたりします
部屋
部屋は2024年現在、全て個室となっています
部屋数は多く無いので早めの予約をオススメします
個室は2〜3人がちょうど良さそうです
僕はよく、友人と2人で使っています
布団が用意されています
インナーシーツを持っていきましょう
暖房は無いので寒いですが、2階なので戸を開けておけば暖かいです
畳が可愛いので、ぜひ見てみてください✨
談話室
ストーブ、コタツ、山の本
などがあり、天国です
早く着いた時はここでゆっくりします
コタツは豆炭なので、顔まで潜り込むのはNGです
発電機が動いているうちは、スマホの充電もできます
小さな充電器を持っていくと良いと思います
2階まで吹き抜けになっていて、そこで服を乾かせます
朝は窓から日の出が少しだけ見えます
新年のご来光はいつもここから見ています笑
料理
夕食
落ち着く小屋でまったりした後は、お待ちかねの食事です！
夕飯は鹿鍋が名物です
人数に合わせて出してくれます
鹿鍋だけでなく、他のおかずも美味です
特にホイル焼きが絶品です
かなりボリュームがあるので、翌日も元気に動けますよ
お代わり自由のご飯も炊き具合が絶妙で、冬の疲れた体を癒してくれます
山で食べる料理って美味しいですよね✨
朝食
時間に余裕があるならば、朝食もいただきましょう
いつもは魚の甘露煮を中心とした和メニューです
この魚も美味しく、ご飯が進みます
朝もご飯お代わり自由です！
行動に備えて必ずお代わりをしています笑
出発前にお湯を貰っておきましょう
お正月は雑煮が出たりします
冬の乗鞍を楽しもう
宿でゆっくりした後は、いよいよ山行再開です
コンディションが良ければ剣ヶ峰を目指し
悪ければ帰りましょう
その時はまた来れば良いのです
僕達も初回は豪雪に阻まれ登頂不能でした
先述の通り、小屋まで9時間かかりました
その時の画像です
友人3人で延々とラッセルでした
ですが、小屋と乗鞍の魅力にハマり
翌シーズンに訪れて登頂しました
今ではどちらかと言うと、小屋を目当てに登っています笑
雪の北アルプス
全てが凍る過酷な環境の中で ホッ とできる暖かい宿
それが位ヶ原山荘です✨
