日光白根山 五色沼避難小屋に宿泊してきた

こんにちは、みずきです(^O^)

今日は避難小屋に泊まってきたお話しです

この間日光白根山に登山をしてきまして

その際に五色沼避難小屋で一晩お世話になりました

いろいろな意味でハードルの高い?

避難小屋のあれこれを書いていきます

参考になれば嬉しいです✨

五色沼避難小屋

五色沼避難小屋とは

日光白根山の登山道にある避難小屋です

無人の避難小屋で基本的には通年開いています

ボランティアにより管理がされているようです

誰でもいつでも利用可能ですが

非常時の待避場所

救助活動の拠点にもなりうる大切な小屋です

丁寧に使いましょう✨

小屋のアクセス

登山道上にあり、

五色沼から20分ほど登った位置に所在します

湯本温泉側の登山口から登る際は

前白根山を越えて、

稜線から下りて林道の斜面を下った場所

白根山側からの場合は

山腹を下った谷間にある赤い屋根の小屋です

僕の場合は

湯本温泉登山口から2時間半ほどで到着しました

ゆっくり登っても3〜4時間で着くと思います

白根山頂上に行く直前の休憩地点にも

いい感じの場所かと思います✨

小屋の状況

小屋は無人ですので営業小屋ほど快適ではないです

扉の立て付けが良くありせん

結構開きにくいですが開けれます

年季は入っていますがよく手入れされており

一晩明かすには十分です✨

毛布がたくさんあります

緊急の場合でも寒さを凌ぐことができそう

あまり埃っぽさもなく

寝ていて喉が痛くなることも無し

一応ホウキとチリトリが備わっているので

自分の寝床を整える際と

出発する際に清掃すると吉です

ただ

当たり前ですが電気は全くありません

谷のような場所にあるので光もないです

日が暮れると闇に包まれます

その点は覚悟してくださいね笑

ヘッドライトとランタンがあると安心✨

水場は?

水はありません!

強いて言うなれば

五色沼付近に水場がありますが

そこそこ距離があります

また、暗くなってからはほぼ行動不可能です

宿泊の際は

多めの水分を持っていくことをオススメします

ちなみに僕は

行動水含めて4Lほど持っていきましたが

下山時には3.5Lほど減っていました

飲み水の他に調理水も必要ですよ

トイレはある?

トイレはありません!

携帯トイレを持ちましょう!

一応

こういう感じで小屋は言ってくれていますが

周囲の環境問題も考慮して

持ち帰るのが賢明でしょう

いざという時のためにも

登山者は携帯トイレを持つのがスマートですよ✨

電波は通じる?

電波は一切入りません!

無慈悲なまでに圏外でした(^◇^;)

参考までに

僕はDocomoを契約しており

スマホはiPhone12Proです

他のキャリアがどうかは不明ですが

地形的にもおそらく厳しいでしょう

宿泊の際は

万一の際の連絡手段が無い

ということを頭に入れておいてください

ちなみにGPSは問題なく受信できていました

外界と完全に遮断された世界

たまにはデジタルデトックス

なんていかがでしょうか?

冬の寒さは?

11月初旬に泊まりました

厳冬期に向けて体を慣らす意味も込めての小屋泊

朝起きた際に水が凍っていたので

0度以下だったと思います

しかし、鍋料理をつくり

ダウンウェアを着込み

冬用シュラフ(モンベル#0)

を使った僕の前には快適な寒さでした✨

テントと違って蒸れとも無縁なのは快適ですね

風も防げるし雨も防げる

テントと違って倒壊の恐れも少ない

冬季の避難小屋は大いにありかなと感じます

ただ何もしなければ寒いので、

冬に来る際はしっかりと防寒対策を

ちなみに

朝にシュラフからなかなか出られなくて

出発が30分遅れたのは内緒ですw

世にも恐ろしい噂あれこれ

避難小屋というと付き物(憑き物)

なのがあれやこれやと言った話

そもそも山自体が人の生活圏では無いので

そこにひっそりと佇む無人の避難小屋

は話のネタにもってこいです

五色沼避難小屋では

夜中に物音がする・・・

という怪談が寄せられています

遭難者の霊がいる

だとか死者を一時的に置いていることがある

だとか根も葉もないウワサが多いのですが

その真実はいかに?

僕が一晩過ごして体験したことをお話ししましょう

聴覚がなくなる?

すっかり日が沈み切った避難小屋

灯りは僕のヘッドライトと蝋燭の炎だけです

早めの夕食を終えシュラフでゆっくりしていると

ふと違和感を覚えます

・・耳が、聞こえない・・??

え、うそ?

どういうこと??

ちょっと喋ってみる

あ、自分の声が聞こえた

はい笑

ほんとね、

一人でいると喋らなくなるじゃないですか

それに加えて風もなく虫もいない夜だったので

本当に音がなく

耳鳴りがするほどの静寂でした

ソロで訪れると

静かな時間を噛み締めることができると思いますよ✨

夜中のモノ音

その晩僕は、夕食を終え静かに本を読んでいました

つい数時間前まで見えていた反対側の壁

すでに闇に沈んで見えない

無限に広くなったかのような錯覚さえする小屋の中

僕の周りだけが微かな灯りで照らされている

時折聞こえるのは鹿の声

女性の悲鳴のようにも聞こえる甲高い鳴き声は

山を始めてからだいぶ聞きなれた

夜も更けてきたし寝るとしよう

しばらく目を瞑り、訪れたまどろみの中

ガサ

カサカサッ

なんの音だろう、嫌に響いてくる音

何時かはわからない

いや、知らない方がいいだろう

カサカサカサッ パキッ

小屋の中に何かいる・・・

僕は怖くて目を開けることができなかった

はい笑

この小屋、ネズミが出るそうです!

ですが、冬になって少しは落ち着いているのかな?

ネズミの気配はありませんでした

じゃあ、さっきの話は作り話かよというと

外に鹿でもいたのでしょう

あとは木造ならではの木材が軋む音

少し盛ったことはお詫びさせてください(⌒-⌒; )

おばけは出ない

僕は過去、

仕事でいろんなところに寝泊まりをしています

具体名は避けますが

その経験上幽霊なんていない!

との結論に至っております

というより、見たことがないのです

見たことがないものは信じようないですからね

でも、怪談や心霊番組は好きですよ笑

ほん怖とか毎年の楽しみです✨

避難小屋でも

ちょっと心細いなといった点を除けば

快適に過ごせましたしね✨

唯一気になるのが

夢うつつ状態のとき、僕の就寝しているフロアを

下から叩くような感触を1度感じたくらいです

最後に

五色沼避難小屋について紹介しました!

宿泊しようと調べても

あまり情報が無かったので

僕の記事が参考になれば嬉しいです

水も電気も電波もなくてトイレもない

結構ハードな環境の小屋ですが

その分工夫をする楽しみがありますよ✨

味のあるいい小屋です!

山に怪談は付き物ですが、

僕自身なにも起きなかったとこは証明済です!

外界と完全に遮断された世界で1泊して

自分をゆっくり見つめるのもいいモノですよ

ソロでは心細い方は

仲間と利用するのも良さそうですね✨

どちらの場合も

綺麗に使って綺麗に出ることをお忘れなく✨

まとめ

  • 五色沼付近にある避難小屋
  • 湯本温泉口から3時間ほど
  • 扉は建て付けが良くないけど開く
  • 水なし、電波なし、トイレなし
  • 白根山頂目前の休憩に適地
  • ネズミがいるかも
  • おばけはいません
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