冬の安達太良山 アクセスと難易度

今回は冬に安達太良山に登る場合のアクセス情報

12月時点での雪の状況や主観的な難易度を書いていきます

温泉が有名なくろがね小屋の様子も少しお話ししたいと思います✨

 

こんにちは、山男ブロガーのみずきです!

雪の知らせを聞いて、福島県にある

安達太良山に登ってきました

東北の雪山としては

比較的アクセスが容易で、登頂もしやすい山です

温泉付きのくろがね小屋も有名です

そんな安達太良山の魅力を語っていけたらなと思います✨

 

安達太良山

安達太良山

は福島県にある火山で標高1700m

日本100名山のひとつです

ロープウェイが整備されております

冬季はスキー場もオープンして、通年賑わいを見せる山です✨

安達太良山付近から湧く硫黄泉も魅力の一つで

麓の岳温泉や山腹にあるくろがね小屋等でお湯を楽しむことができます♨️

 

難易度(冬季)

初級〜中級

僕の感じた難易度です

雪山経験があることを前提としています

天気が良ければ登りやすい山と感じます

ただ

天気が崩れると、強風

風雪によるホワイトアウト

により難易度はグッと高まります

とくに、山頂付近は広い山腹を歩くので

視界が無くなるとルートファインドに苦労します

確実な自己位置把握と

地図、コンパスを使えることが必要です!

 

アクセス

公共交通

最寄りの駅は二本松駅です

都内から向かう場合はまず、東北新幹線に乗り郡山駅へ

つぎに、在来線の東北本線に乗り換えて二本松駅を目指します

二本松駅からはバスまたはタクシーでのアクセスになります

スキー場前まで行く定期バスは平日のみ

 

僕は土曜日だったのでタクシーを使いました笑

タクシーはスムーズに行って約5800円

乗り合わせて向かうと割安かもしれません

 

もしくは、スキー場がやっている日は

郡山駅からスキーツアーバスが運行しています!

ただ発着時間が遅めなので

日帰りで登る方はタクシー利用が賢明かと思います

 

マイカー

マイカーの場合

東北自動車道「二本松IC」で降りて

「あだたら高原スキー場」

を目指すと良いです✨

とりあえず、ナビには

「あだたら高原スキー場」

とセットしておけば問題ないでしょう!

駐車場はスキー場前にあるのでそこを利用します!

積雪、凍結のある急で細い道なので

必ずスタッドレスタイヤを装着した車で向かってください✨

 

魅力

安達太良山の魅力は語り尽くせないほどあるどのですが

やはり温泉なしに語ることのできない山です✨

源泉すぐそばの小屋で楽しめる硫黄泉はとても成分が濃いです!

登山で疲れた体に濃いめの硫黄泉が染み渡ります✨

麓の岳温泉にも同じ湯が流れているので

帰りの際に寄ってみるのもオススメです!

 

また、四季を通じて楽しめる山の変化も魅力です!

今回は冬に訪れたのですが

秋は紅葉の名所としても地元で知られています🍁

春夏は、アオモリトドマツの樹林帯

山頂付近の荒々しい景観が楽しめる山です!

 

登山道の様子(積雪期)

2021年12月の登山道です

積雪状態はまだまだこれから

といった具合と思います

 

登山口

登山口はあだたら高原スキー場の横です

スキー場で準備を整えて登りましょう

看板が出ているので

それに従って進めば問題ありません✨

 

登山口〜くろがね小屋

登山口からくろがね小屋までは樹林帯

少し標高が上がってくると低木が増えてきます

この辺りは平らな地形です

なだらかな地形になっているので

視界不良時の道迷いに要注意!

 

くろがね小屋手前では雪の斜面をトラバースします

ここにある木、積雪によっては埋まります

埋まった場合は遮るもののない斜面になるので

慎重に歩みを進めると良いでしょう✨

斜面を抜けるとくろがね小屋です!

くろがね小屋

くろがね小屋は通年営業で(HP要確認)

冬季でも宿泊、休憩できる強みがあります✨

今はレトロチックでいい雰囲気の小屋ですが

近々改修工事が控えているとのこと

 

くろがね小屋〜山頂

くろがね小屋で休憩をしたら

山頂に向かいます

小屋を出て目の前の坂に取り付いて

稜線まで上がります

基本的に夏道通りに進めばいけるのですが

降雪直後や早朝でトレースがない場合は

自分で判断して歩く必要があります

広い山腹を歩くので視界不良の場合は迷いやすいです

谷や尾根などの地形

GPSなどを積極的に活用して

自己位置を標定し慎重にルートを見つけてください!

視界が効けば

目標点に直登出来るので楽しいですよ✨

 

途中途中で分岐の看板等があるのでそれを参考にするのもアリ

埋もれている場合も考えられるので注意ですが^^;

 

山頂

山頂は10mほどの岩です!

冬季はそこに雪がつくので

雪と岩のミックスになります!

山頂付近まではスノーシューで来れる場合もありますが

山頂は足場が狭いのでアイゼンで登るのが安心です✨

山頂へ登る道は岩の南側にあります

雪で埋もれてわかりにくいですが

ハシゴのようなものがあります!

通行注意!

 

山頂〜登山口

山頂からはロープウェイ方向を目指して降ります

最初は尾根を歩くのですが

広い尾根のため、視界不良時は注意が必要です

コンパスやGPSを使って

降る方向をしっかりと定めて進みましょう

2〜300mほど進むと、風も弱くなって歩きやすくなってきます

そして段々とラッセルになってくるので

着実に進んでいきましょう

藪木のあるエリアに入ると

ロープウェイはもうすぐです

ロープウェイを使わない場合は

そのまま進んでいけばスキー場に出るので

あとはスキー場横を降ってゴールです✨

くろがね小屋

安達太良山の魅力の一つ!!

くろがね小屋を簡単に紹介します

くろがね小屋は安達太良山に至る途中の谷沿いにある山小屋です

通年営業をしていて、冬季でも賑わいます✨

特筆すべき点は温泉付きの山小屋ということ!!

源泉から200mほどの位置にあり、

とても成分の濃い温泉を楽しむことができます✨

泉質は硫黄泉で、登山の疲れも吹き飛びますよ✨

 

また、レトロチックな見た目も魅力の一つで

夜はオレンジ色の暖かい電灯が灯ります💡

近々、改修工事が控えているそうで

この雰囲気を楽しめるのももう少しだけのようです

 

週末は予約がほとんど埋まっているのですが

注意深くHPを見ていると、直前にキャンセルの空きが出ることもあるので

ぜひチェックしてみてください✨

安達太良連峰鉄山の下にある山小屋「くろがね小屋」のご紹介ページです。くろがね小屋からのお知らせ、今日のくろがね小屋情報、…

 

注意点

冬季に安達太良山を登る際の注意点です!

冬山の経験が少ない人は、経験者に連れて行ってもらいましょう

特に技術的に難しい場面はありませんが

それは晴れていた場合の話です

独立峰なので稜線上の風が強く

視界がなくなれば広い斜面で自己位置の判断が難しくなります

ルートファインドに自信がない

地図コンパスを使うことに不安がある

という場合は熟練者とともに入山しましょう✨

 

周辺の観光情報

周辺にはいろいろな魅力があります

まずは温泉です!

山麓には岳温泉という温泉街があり、

安達太良山付近から湧き出る温泉を楽しむことができます✨

また、登山口付近にも温泉施設があり楽しめます♨️

 

次にソースカツ丼!

会津地方はソースカツ丼が有名です!

その、ソースカツ丼の老舗

「成駒」

が岳温泉にあります✨

休日は行列ができる人気店です!

ただ、行列に並ぶ価値があると思える美味しくてボリュームのある一品

分厚いサクサクの揚げたてカツ

ソースとの相性が素晴らしく、いつまでも食べられるような美味しさ✨

昼時の行列は覚悟しなければなりませんが

時間があるようでしたらぜひ食べて欲しいです!

最後に

今回は冬の安達太良山を紹介しました

冬季登山はリスクが大きいですが

適切な技術、装備で望めば夏にはない魅力を感じることができます✨

安達太良山は四季を通じて楽しむことのできる美しい山です

登った後の温泉やグルメも満喫できます

登山、温泉、グルメ

冬の東北をたっぷりと楽しんでみるのもいいかもしれませんね✨

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